[仕事]Google DevFest 2010 Japan

表題通り、DevFestに参加することができたので行ってきました。このイベントに参加する際にQuizを解く必要があったのですが、何とかクリアできたようでした。
せっかく参加したので取り敢えず軽くまとめてみます。ちなみに、東京会場のセッションは2種類あったのですが、中継の京都会場では1種類しか中継されなかったので、念のため。

たのしい Android : カスタム UI で Android アプリにワクワク感を加えよう

Androidユーザインタフェースの話。
でも、結局突き詰めて考えると、設計レベルの話だと普通に設計する時に気をつけるべき事(目立たせる所を目立たせる、アプリ全体のデザインの統一とか)になってしまうし、実装レベルの話になると結局はiPhoneのようなUIに行き着いてしまう様に感じました。

やさしい Android -- ユーザフレンドリかつデベロッパーフレンドリーな Android アプリケーション開発手法

"やさしい"≒friendly≠easy。この「やさしさ」はユーザにとっての優しさと、開発者にとっての優しさ。

  • 互換性
    Android プラットフォームの全てのデバイスで動作を検証することは現実的ではないが、それでも最低限、互換性を考慮して開発する必要がある。
  • 国際化
    言語化。少なくとも母国語+英語に対応する。
  • バグ
    ログ出力。
  • ユーザビリティの向上
    不親切なUIの改善。バグに見えるUIは、結局はバグ。

モバイルマッピング: Google Maps を利用した様々なモバイルマッピングの手法

Mapアプリを大まかに分けると以下の通り。

  • Static Map
    静的な地図を静的な画像で表示する。
  • Native App
    OSネイティブの機能を使用するので、OSごとに一つの言語(スキル)を覚える必要がある。iPhoneAndroidの場合はそれぞれのマーケットで見つけてもらいやすい(discoverably)というメリットがある。
  • Browser App
    プラットフォームに依存する所はブラウザに任せることにより、デスクトップを含めて、様々なプラットフォームで動作する環境を提供することができる。不要なアプリケーションのダウンロードもインストールも不要だし、マーケットの承認も不要で、アップグレードも容易。HTML5のGeoLocationも使用できる。ただし、レイテンシは小さくない。
  • Hybrid
    NativeとBrowserアプリの混合。Nativeアプリのアドバンテージ、Javascriptのアドバンテージ、discoverablyの高さ、latencyの低さなどをメリットとして享受できる。


# 英語だからはっきり聞き取れなかった_| ̄|○

プログラミング言語 Go

Go言語に関するoverview。Go言語の目標はコンパイル時間の短縮だそうで、そのために不要な機能を削ったそうですが、例外はともかくとして、テンプレートをいらない子扱いされたのはちょっと残念でしたw。(いや、例外もいらない子ではないのですがw)

Google Wave API による Google Waveの 拡張

Google Wave の基本説明のあと、オーストラリアとのビデオセッション。予告なしのビデオセッションだったので何が何だか分かりませんでしたw

Task QueueはMapReduceの夢を見るか?

App Engine上で非同期処理を行うためのTask Queueの話。

ライトニングトーク

このときにDevQuizに関する裏話も聞けました。

  • 問題の難易度としては「週末に半日程度で解ける」程度を目安に。
  • 問題はある程度ランダムにしている。
  • QuizサーバはGoogle App Engineで開発している。
  • Spoiler対策もしているが、ある程度以上になると防げないので、これは今後の課題。

あと、京都と東京とで採点基準が大幅に違っていたのは驚きました。例えば東京の最低合格ラインが22点(=プログラム系のQuizの全問正解)だったのに対し、京都では10点の僕が参加できていましたし。応募者・参加者人数の違いもあるんでしょうけど、スキルの違いもあるのかな、と気になったりもしました。

全体的な感想

今回のイベントで出てきたテクノロジに関しては、概要を知っている程度であまり予備知識が無い状態で出席したのですが、そういう意味では良かったイベントだと思います。
ただ、逆に Android や GAE でバリバリ開発している開発者にとっては、物足りないセッションだったのではないかと思います。実際、twitter の TL でも似たような意見が見受けられました。
twitterつながりで言うと、今回のイベントで初めてtwitterの重要性を理解しました。他の参加者の方々ががメモだったり解説だったりをツイートしてくださったおかげで、色々参考になる意見を見つけることができました。iPod Touch(+ポケットwifi)でしたが、持って行って正解でした。もっとも、twitterのアカウントは持っているのですが、パスワードを忘れていた*1ので、ログインできなかったのですがw。
いずれにしても、関西ではこの手のイベントが極端に少ないので、今後も似たようなイベントがあれば参加したいと思っています。

*1:というよりパスワードは乱数生成しているので覚えていないw