失敗は予測できる

失敗は予測できる (光文社新書)

失敗は予測できる (光文社新書)

失敗のほとんどは過去の事例と類似しているので、予測できるはずだという論旨を踏まえて、失敗しないためにはどうすればいいか、失敗した後のフォローはどうすればいいか等についての本です。
特に現代では「インターネット」という膨大なデータベースと、それを検索するための検索エンジンが存在するので、似たような事例を探すのは過去よりかなり容易になっているのですが、それが出来るかどうかのポイントが曰く「思考の昇降運動」が出来るかどうか。

 現在の学生は「調べ学習」によって”昇る”のは上手だが、”降りる”のが下手である。

(もちろん僕は学生じゃないですけど)このあたりは耳が痛いです。応用が利かないなーとは常々感じてるんですけど、この本はその手助けの一つに成り得る本であると感じました。
ただ、一回読んで終わりではなく、気がついたときに何度も繰り返して読む種類の本かと思います。