草食系男子の恋愛学

草食系男子の恋愛学

草食系男子の恋愛学

こういう事を書くとアレですが、僕個人は実は恋愛することにめんどくささを覚える性格だったりします。
勿論、別に女性が嫌いというわけでもないし、他の人と別段異なる性癖を持っているわけでもないと思う(多分...)のですが、一人でいることが少し長かったせいで、今の生活の中にパートナーが追加されるという事をイメージできなくなってしまっています。この本の言い回しを借りると「恋愛に積極的でない」部類になると思います。
或いは自分の中で逃げ道を用意している部分もあるかもしれません。というより、あると思います。

 そのうえで、言いたいのは、「自分は恋愛に値しない男なのだ」という自己像にしがみつくことによって、自分を過剰に防御しようとしているのではないか、ということだ。
上記の引用*1は、今の僕の状況を適切に表している表現の一つなのかもしれません。


ともあれ、この本は草食系男子だけでなく、全ての男子が読むべき本だと思います。
こう書くとエセフェミニストとか女性優位とかリア充とかいろいろ叩かれそうですけど、そういう人たちには以下の引用*2を捧げます。


 この本をここまで読んできて、「女性から振り向いてもらうためには、とにかく女性を神様だと思って、女性の気に入るようにひたすら奉仕しなければならない」と思った方がいるかもしれない。…(略)…
 優しい男性は好きな女性を理想化しがちであるし、…(略)…どこかメルヘンチックに捉えがちである。それは優しい男たちの持つ最大の美点の一つなのであるが、それが度を過ぎると恋愛の大きな障害となってしまうのだ。…(略)…彼女はときにはズルくふるまうことがあるし、自己中心的な利害で行動することがあるし、他人を傷つけて平然としていることもあるという当たり前の事実を、きちんと見ていけるようにしよう。
 すなわち、大切なのは、好きな女性のことを、欠点もイヤなところも持った、自分と対等な一人の「生身の人間」として見ていくことだ。


周りからはよく「変な人」だと評価されている僕ですけど、かといって別に公序良俗に反するような性格をしている訳じゃないですしね。